篆刻の持ち手
篆刻の持ち手の部分は鈕(ちゅう)といいます。
昔の人は、そこに紐を通してペンダントのように首から下げていたそうな。
「なんとかの紋章」みたいなロールプレイングゲームの登場人物のよう。
今は、おしゃれな彫り物で鑑賞するためかしら。
獅子などの彫り物がメジャーでしょうか。
私は、自分の作品で小品で気に入ったものの鈕を自分で彫ることがあります。
これは尾長な亀。
長寿の紋様の亀は尾が長いんですよね。
どうやって彫るかというと・・・
たとえば、今年の干支の印。
「辛卯」なので、ウサギを彫ってみたいと思います。
まず、上下を確認します。
押したとき、頭が向こう、尾がこちらになるようにします。
もともと、もっと長い印材でしたが、のこぎりで切断したままになっていました。
切断した部分は他の作品になりました。
辛卯なんて、次に使えるのは60年後だもんね。100才越えてるし。
印材に、およそのあたりをつけておきます。
私は、結構こういうものに関して大ざっぱなので、彫ってるうちに
どんどんイメージが変わります。
確かなことは「うさぎ」を彫ること。
彫る道具は印を彫るのと同じ鉄筆で彫っちゃいます。
大きく削りたいところは荒めの紙やすりも使います。
うずくまっているうさぎにしようと思っていましたが、
とぐろを巻いて上を向いているポーズに変更。
彫ってるうちに、目印の鉛筆の線は消えます。
消えて困るときは書き足します。
とにかく、私は、頭の中のイメージで彫り進めます。
美術は大好きなんですが、彫刻は大嫌いだった私。
壁画の共同作品とか、版画とか、強制労働みたいで嫌だった。
今は、イメージ通りに印も持ち手も彫れるか楽しみ。
小さいからできるのかもしれない。
あとは、学生の時より、ある程度知識がついて、イメージの幅が広がったのと
頭の中のものを形にしたい欲望が強いのかも。
うさちゃんは、こんな感じで可愛くできました。
ちょっと荒いですが。
ヤスリ掛ければ綺麗になります。
油を塗っても綺麗になります。
ちなみに、印の大きさ11.5ミリ四方です。
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