はんこやのからす

あ！

黒猫だ！！


私の前を黒猫が何度も横切ります。

こんなんで「縁起が・・・」なんて言ってたら、私はもう死んでますね（笑）。

実は、夕飯を食べに来る「ちょろ」です。野良なので、餌は食べたいけど、人間は怖い。私を見ると逃げ回るのに餌と庭の植え込みの中を行ったり来たり。

そして、植え込みの中から隠れたまま、甲高い声で「いや～ん」とも聞こえるニャーを発します。

他にもウチの猫に餌を与えるので、ここを行ったり来たりするわたしの前をチョロチョロ走り回るわけです。

玄関にはごろちゃんが餌を食べ終わってもいます。他の猫を待ち伏せしているんです。しかし、ちょろは、ごろちゃんに威張っていて、ごろちゃんの脳天をベシベシ猫パンチしてから、そこの餌を食べます。

まぁ、ちょろもごろに「私が食べてる間、手を出さないでよ。」的な挨拶だと思うんですが。
ごろちゃんは、すごく憂鬱そう。

ごろちゃんもノラで迷い込んだ猫ですが、愛情を一身に受けた飼い方をされていた過去がありそうです。ノラにしては懐きすぎで、家の中に当たり前のように入ろうとするんです。でも、事情があってウチではそれは叶えてあげれません。

一日中でも人間にかまって欲しいみたい。
遊んでくれるお客さんもいて、そういう時はご機嫌で、地面に寝転んでごろんごろんと踊ります。

ノラ猫としてうまれてきた黒猫ちょろと、たぶん野良への扉を開き始めたごろちゃん。

ごろちゃんの憂鬱がなくなって仲良くなるといいな～。


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