2010年04月12日
篆刻講習会

毎年、篆刻研究会の遠邇篆会では、篆刻家の先生をお招きして講習会を催しています。
昨日はその講習会でお勉強をしてきました。
今回は尾崎蒼石先生。日展の特選を2度も受賞していらっしゃる先生で、篆刻以外にも書、画を書かれます。
まさに、文人という方でしたが、口調もやさしく、おだやかな面持ちの先生でした。

主に、古匋印について説明いただきました。また、中国の戦国時代の印章などのお宝もお持ちいただき、鑑賞させていただきました。

戦国時代の文字、漢の時代の文字の違い、彫り方の違い、印材の違いなどなど、講習内容は盛りだくさんで、時間をオーバーしてしまうほど、大変楽しく、貴重な時間を過ごせました。
揮毫もしていただきました。
先生が揮毫しているその瞬間を拝見できるというのは、滅多にないチャンスですから、勉強になります。
筆を運ぶスピード、余白や文字を入れるときの計算、こういう文字を書いたよという説明などなど。
いいな~という方は、ぜひ、遠邇篆会に・・・

私は、はんこやですが、歴史が好き、芸術に興味がある、ちょっと彫ってみたいという方にはいいと思います。
学生の頃、先生の話より消しゴムを削っていた、机も削っていた、運動場に箒の柄でグラウンドを彫りながら何かかいた・・・という思い出のある方は案外向いているかも(笑)。
商売とは別物ですから、固く考えずに文字を楽しむつもりでいいと思います。
私も、篆刻をちゃんと勉強したいと思って入会したんですが、思った以上に広く深く勉強できます。
遠邇篆会は、見学随時受け付けています。研究会場所は磐田です。講習会は浜松でやっています。
詳しくは、私にメッセージください^^。

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Posted by ミチ at 16:27│Comments(0)
│篆刻研究会 遠邇篆会
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